ゆうちょ銀行でできる相続相談

ゆうちょ銀行に相続を相談するメリット

相続の基本的知識をもった日本郵政社員に無料で相談できる

 相続に関する一定の民間資格を取得した郵便局の社員が、無料で相談に乗ってくれる点はメリットです。民間資格を取得する際には、相続に関する基本的な知識は学んでいるはずなので、「相続についてまずは相談してみたい」と思ったときの一時対応窓口として活用することができます。

シニア層に信頼できる身近な存在で、全国津々浦々に相談窓口がある

生前にしっかりと準備をしておいた方がよいとはわかっていたとしても、実際に相続問題に手をつけるのはなかなかハードルが高いものです。その点、ゆうちょ銀行は、全国に約24,000店舗を構える、シニア層にとって最も身近で信頼できる金融機関の一つ。
 
「相続について考えてみよう」と思ったときにすぐに相談できる先であり、直接社員に相談できるという安心感もあります。また、貯金や保険についても同じ店舗で合わせて相談で

ゆうちょ銀行に相続を相談するデメリットと注意点

相続に関する専門的な知識、知見が不足している

相続相談の一時窓口として相談に乗ってはくれますが、相続の基礎的な知識をもとに、相続で起こり得る一般的な問題を想定して助言を行うのみです。相続に関する民間資格を取得しているとはいえ、弁護士や税理士、司法書士といった専門家と比べるとその知識量は雲泥の差です。
 
相談者個々の具体的な問題を解決するには、郵便局社員の知識、知見だけでは残念ながら対応できませんし、遺言書を作る、遺産分割協議書を作る、登記を行うといった手続きを行うこともできません。
 
無料で相談を受け付けてくれるのはメリットである一方で、その役割は、相続について相談者から相談内容をヒアリングし、個々の課題を解決できる然るべき専門家につなぐ橋渡し的な役割に留まります。